From movie-fans-request@mclaren  Tue Apr 30 20:46:09 1996
Date: Tue, 30 Apr 1996 19:00:59 --900
From: TIS Kazuhiro Sanada 
Subject: [movie-fans:00182] Ekoekoazarak II

	エコエコアザラク 2	佐藤嗣麻子監督

 一週間前のカゼが未だに完治しません。まるで呪われているかのようです。
そしてこのアイドルホラー映画の恐怖感覚にますます疲れちゃいました、この
後1ヵ月ぶりのクラビングだとゆーのに(笑)。

 相変らず観る者に隙を与えぬハイテンションなホラー作品。安っぽいのに、
と言ったら言葉は悪いですが、その興奮度は「ターミネーター」に匹敵するも
のがありました。

 エセ猟奇マニアの私としては、百年前の魔女の復活という、いかにも怪しい
ストーリー設定で人が殺されていくのはすがすがしいです。個人的恨みとか、
もつれた恋愛感情だとか、そういう人間臭さがあると気分重くなっちゃいます
から。

 なんて言ったらいいのか、こういう血とか死とかを見慣れるということはあ
る意味でいいことだと思うんですよ。そうでないと死の現実的な怖さが分から
ない。今の社会は交通事故などで死の危険が一瞬にして訪れる可能性のある社
会だから血生臭さを直感的に関知する能力を訓練するうえで効果があるんじゃ
ないかと。

 しかし遊園地のジェットコースターと同じで、こういう恐怖映画は女の子の
方が好きなんじゃないかと思うんですが(監督が女性ですからね、このコワさ
は女性のセンスで作ってます)、位置付けがアイドル映画なのでしょう、入場
客のほとんどが野郎でした(悲)。そんなわけで、ホラー好きの女性も是非観
に行ってみてください。もちろん男性も吉野公佳嬢の吸い込まれるような瞳に
呪われてください(笑)。

#全然感想になってないなぁ。でも写真集買っちゃったくらいだから、面白い
#ことは間違いないです。

						DEEP ACID

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