[MUSICAL] 中野ブロンディーズ@全労済ホール・スペースゼロ


<2008.03.15(Sat)>
 お腹の調子が悪いのに加えて、今朝は朝から頭痛、午前中全く起きれなかっ
た。最悪の体調。有美ちゃんの舞台が待ってるというのに、体調管理がなってな
いなあ>オレ。そんな訳で、日中の予定はキャンセル、4時ちょっと前に家を出
て直接新宿へ。結構きわどい時間で遅刻の可能性もあったが、JRの接続がよ
く、無事15分前に会場の全労済ホールに到着。とは言え、グッズを買ったり
(パンフ3冊、バッチ3つ、ストラップ)、有美ちゃんプレゼントに添える手紙
を書いたり、と慌ただしく時間が過ぎて、あっという間に開演のベルの音。し
まった、場内アナウンスが自席で聞けない、ロビーで聞くことになりましたが、
本日のアナウンス(注:場内アナウンスは出演者が交替で行なっています、有美
ちゃんに当るといいな、と思いつつ)は小林由佳さんでした(でも後ろでワイワ
イガヤガヤやってるので、その中に有美ちゃんもいたと思われます)。ロビーに
飾られた花スタンドの数もスゴイです。やはり有美ちゃん宛が一番多いように感
じましたが(週プレ、JJ、ヤンジャン、などなど)、他の出演者にもそれぞれ
多数のお花が来ていて、この公演の注目度の高さが分かります。今田耕司さん、
山本梓さんのお花に混じって、有美ちゃんのおばあちゃんやひつじさんのお花
も、やるなあひつじさん(記念写真を撮りたかったのですが、残念ながら係員の
許可がもらえませんでした)。時東ぁみ?そっかハロプロエッグ(森咲樹ちゃ
ん)もご出演でしたね。席はなんと前から2列目、こりゃ迫力あるステージが楽
しめそうです。
 場内アナウンスは5分前、そして開演は17時丁度。オープニングから音楽で
テンション上がりますね、もちろんチアリーディングはストーリー後半からなの
ですが。早速有美ちゃんのソロ歌唱が聴けます。有美ちゃん歌もイケますよね
え、CDデビューしないのかなあ?
 案内にもあった通り、幕間なしの1時間50分、一気に魅せます。前評判的に
はチアリーディングのクライマックスに注目が行きますが、ストーリー全体に
渡ってしっかりしたドラマです、何と言うか、ストーリーそのものより、出演者
全員の結束力がそのまま舞台の迫力に表れていると言うか、出演者の熱気が分か
るんですよ。やはりこの公演、フィクションを超えた出演者一人一人の役者とし
ての成長の物語でもあって、いくつもの苦難に打ち勝って行く姿に彼女たちの真
剣さ、ひたむきさが重なっていきます。オタク少女たちがチアリーディング大会
に向けてがんばる物語であると同時に、出演者一人一人がこの舞台で何かを学び
成長していく様をリアルに見せてくれる青春ストーリー。
 そんな長い道のりの最後に待っている彼女たちのチアリーディング。黄色とオ
レンジを基調としたユニフォーム(色の説明に思わずひざを打った私は元中野の
隣の高円寺の住人でした笑)で彼女たちが披露する見事なチアリーディングには
背筋が震えます。なんと言っても出演者自身がチアリーディングの初心者であっ
たにもかかわらず、1ヶ月あまりの舞台稽古でここまで見事なチアリーディング
を見せてくれたのですから。そこには間違いなく脚本をはるかに超えた感動があ
りました。チアリーディング中のかけ声、残念ながらボクはあまりかけられませ
んでしたが、とにかくあのシーンは圧巻、ブラボー!と叫びたくなるシーンでし
た。
 有美ちゃんのファンとして観に行ったけど、出演者のファンだけが見るのでは
もったいない、青春ミュージカルの大傑作と言ってもいい出来映えでした。それ
こそブロードウェイみたいに、同じ脚本で出演者を入れ替えながら何年もロング
ランを続けてもいいくらいの見応えのある、感動的なミュージカルでした。主演
の有美ちゃんはもちろん、他の出演者の皆さんにとっても、このミュージカルに
参加したことは女優としてのターニングポイントを迎えるくらいのインパクトが
あったのではないでしょうか。良かった、の一言。19日にまた観劇する予定で
す。