東京サギまがい第２１回公演「I my me」＠池袋シアターグリーン

　竹内のぞみさん出演のお芝居を観に池袋へ。グラビアアイドルだと思って
いたのにいつのまにかお芝居を年に数度こなし、音楽ライブもやるなど活躍
の舞台を広げている、この後も彼女がラジオのパーソナリティをやってる番
組を留守録してあるので聞く予定。
　池袋の芝居小屋というと池袋芸術劇場とサンシャイン劇場しか知らなかっ
たが、こんな劇場もあったんですか。南池袋公園の裏、なかなか渋いロケー
ション、繁華街から外れ、半分住宅街です、というお隣は寺院。で、１つの
芝居小屋で３つも公演があり、入口を間違えると全然別のお芝居（苦笑）、
幸いちょうどのぞみさんのマネージャ、女社長さんが出てきたのでわかりま
したが（笑）。今まで東京サギまがいの公演、落合のときも新宿モリエール
のときは如何にも小規模な狭い芝居小屋、という座席だったが、ここは結構
立派な劇場っぽいですね、２５０くらい入りそう？というか今回は座席指定、
こうなるとのぞみさんファンが固まるようで(^_^)。
　さて舞台のストーリーだが、賞を取った画家の作品が実は盗作だった？今
年前半にニュースになった事件をモチーフにした作品のようだ、とは言え、
そこから先の物語はもちろん作・演出のダンカンさんの想像力の世界だ。主
人公のカップルが二重人格？ややこしい設定だなあ。でもそこで辛くならな
いのはやはりコメディだからだろう。笑えるところは軽く笑える。のぞみさ
ん演じるミクはいきなりデッサンのモデルで登場で軽く笑い。
　そして青春時代の事件へ。実はサスペンスなんかではなく、はちみつとク
ローバーのような青春ロマンスであることがわかる。北アルプスでの遭難事
件もちょっと残酷な話で、とても切ない。しかし引き裂かれたような悲しい
死んだものと生き残ったものの別れは、最後には素晴らしい絆となって幕を
閉じる。死んでいった者の想いが最後に告白されるところは、前回公演の
「天国病棟」の続編のような気もする。つまり、ダンカンさんのお芝居はコ
メディの形を取りながら実はかなりシリアスなヒューマンドラマ。青春ロマ
ンスからヒューマンドラマへ、泣けました。幕間なしの２時間があっという
間。
　終幕後の舞台挨拶、客演ということでガラかつとしさんの紹介でのぞみさ
んが登場します。それにしても美術の先生役、大出雅也さんの衣装（肌着！）
がのぞみさんの私物、というのはかなり衝撃的（笑、どうやら他の衣装も女
性団員の借り物だとか。劇団の苦労を感じさせます）。ドルチェの宣伝をし
てました。
　それにしても、今回は音楽も良かったな。そのグレート義太夫さんも舞台
挨拶に出てこないのかな、と思ったが、出てくるときと来ないときがあるら
しい。
　帰りのフロントではのぞみさんのＶシネマ「暗い夜が本当に明けるのなら」
と、前回公演の「天国病棟」のＤＶＤを購入。と言うか、やはり先ほどまで
舞台の上にいた役者さん方が普通に通路を歩いているのがいい（笑）。それ
にしても入口横のフラワースタンドの半分がのぞみさん宛だよ、スゲー。
　なんと今日の昼の公演、夜の公演までの間に時間的余裕があるので、プチ
ファンの集いを開いて頂いた、夜の部だと帰る時間があるから出来ないこと。
ラッキーでした。
＃後でニュースを聞いたら公演時間中、山手線がストップしてたですって？
＃そんなこと全然気付きませんでした(^o^)