ワンピース・デッドエンドの冒険＠新宿東映 原作：尾田栄一郎、監督：宇田鋼之介

　週刊少年ジャンプなんてもう２０年くらい読んでない（笑）私がなぜ
この映画を見に行ったか？と言えば、そりゃもう酒井美紀さんが声優初
挑戦してるから（笑）。つじあやのさんのライブと重なったのだが、い
つの間にやらこのワンピースのロードショーも今週限りとなり後がない、
スタンディングのライブ行くにテンションがなかったので（お遊びして
テンション上げちゃうと、テンションが残っていないところなんかもう
歳だな（苦笑）、座って鑑賞できる映画に軍配（別にビデオ化されてか
らでもいいのだが:-)）。映画館の方も、５００人くらい入りそうな感じ
だが、まぁ４０人くらいでしょう。腹減ってたのでポップコーン食べな
がら。映画を観ながらポップコーン、って定番のようでいて、大人になっ
てからは多分初めて、このユルイ日曜の夕方の過ごし方がなんか楽しかっ
たりする。:-)
　まぁ漫画読む人には余りにも有名なコミックなんだろうけど、私は全
然前提知識無しで観に行きました、「ワンピース」って言うことは少女
コミックでよく見かけるファッション業界での立身出世物語？なんて思っ
てたくらいの無知っぷり（笑）。つーか、なんで海賊ヒーロー物に「ワ
ンピース」なんて言うタイトルがつくのか？（いちおうストーリーの中
で簡単な説明はあったけど、やっぱり納得行かない:-)）そもそも海賊の
物語なんて、宝島とか古典的な物語しか知らないので、今時のコミック
のテーマとして想像出来ませんでした。主人公の一味のキャラのコマも
よく分からない、美女は一人でいいのに２人いるし、（ただしキャラは
違うけど）動物キャラにしても犬や猫のような身近な動物ではなくいき
なりトナカイ、ってのがなんとも意味不明。
　とりあえずコミックムービー素人として一番の不安は、ＴＶゲームみ
たいな無機質な物語だったらやだなあ、と言うものでしたが、さすがに
それはない、と言うか、やはり日本はアニメ大国だけのことはある、冒
険物語としてスタンダードになりうる完成度の高さに楽しませて頂いた、
と言う感じ。冒険物語と言うことで、大スクリーンで味わう価値のある
シーンが多数あったし、ストーリーもジブリ系に負けずとも劣らず。
　で、美紀さんの役、アナグマがなんともキュートだった。初挑戦、と
言う割には、声だけで十分存在感と言うか、物語を牽引してくれる説得
力があって素晴らしかったです。単なる日曜夕方の時間潰しではなく、
何かを持ち帰ることが出来る映画に出会えた、と言う満足感がありまし
た。それにしても、アニメ映画にもロックのテーマ曲(by BUMP OF CHICKEN)
が使われるようになったのねえ。ストレートにカッコイイです。

＃さて明日は会社休んでル・シネマへKryshtof Kies'rovski監督作品の
＃連続上映を見に行く予定(^o^)。