明日があるさ 岩本仁志監督


<2002.10.13(Sun)>
 不覚にも泣いてしまいました(爆)、うーむ、アフター5に趣味
“以上”の事をしてる身にはかなり共感。
 と言うわけで、先週は本上さんを取ってしまったので(苦笑)、
今週こそは美紀さんの映画を、と言うことで、9時前のまだ人気のな
い有楽町マリオンで観てきました。
 内容は多分皆さんCMでご存知の通り、うだつの上がらないサラリー
マンの浜ちゃんが子供の頃の夢を実現させるべく、ロケットを打ち上
げてしまうというお話。サクセスストーリーと言う意味では、そんな
ものはハリウッド映画(いわゆるアメリカンドリームですね)にも星
の数ほどあるけれど、こちらは物語設定が今の不況の日本そのままだ
し、なんと言っても(この映画にとって)追い風なのは、ちょうどノー
ベル賞で日本人2人受賞、なんていう話題とリンクする内容。映像が
美しいとか、役者の演技力が素晴らしいとか、そういうことではなく、
シチュエーションがこの作品にはまり込むキーポイントのような気が
する。
 で、この作品、出演者の殆どが吉本興業所属タレントで、しかも本
名をそのまま役柄でも使ってます(笑)。吉本がいまや単にお笑いだ
けでないことをも見せつけてくれます、とは言え、美紀さんのような
美女は外注してますが(笑)。もちろん本職の笑いもすごくて、やは
り松ちゃんとのやり取りはキョーレツだったな。^.^
 でもやっぱりこの作品の最大の魅力は、分かりやすいけど素朴で奥
の深い、“夢を追いかける”ことの感動だろうな。映画は夢物語、だ
けど感動は立派に現実。と言うわけで、この映画の感動を旨に、今日
もこれから休日勤務です(ショボーン)。ところでこの岩本監督、
「白線流し」から美紀さんを撮っていらっしゃる方なのですね、基礎
知識として知っておかねば。