From be1773@ni.bekkoame.ne.jp  Tue May  2 00:40:05 2000
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Date: Tue, 02 May 2000 00:36:05 +0900
Subject: [movie-fans:00126] The Acid House
From: Cazou ACID Sanada 
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	The Acid House		directed by Paul McGuigan

　今日はＭＡＸライブの初日で、本来そっちに行くべきところをすっぽかし、
こんな映画を観てきてしまった。言ってみれば、誕生日デートをすっぽかし
たような（しかも連絡なし）非道い話である。と言うことで、アイドルマニ
ア、クラブフリークを通り越して、３６歳にしてますますダメ人間っぷりを
バージョンアップしていく所存ですので、皆様よろしく（笑）。

　てなわけで、如何にもオイラの好きそうな映画タイトルではあるが（原作
の方もトレインスポッティングのIrvine Welsh）、ちょっとハズレだった。
早い話が、音楽映画じゃなかった、と言うこと。確かにサントラにはChemical 
BrothersやらPrimal Screamやら錚々たるメンツがクレジットにあるのだが、
映像がそうした音楽にドライブを駆けられたようにテンポよく進まない。テ
クノのビデオクリップ的発想で観ようと思っていた人間にはハズレ、と言う
こと。
　それに加えて、ストーリーがメチャメチャ寒い！（これは誉め言葉でもあ
るのだけれど）。ショート３本立てと言う形式からなるが、サッカーのクラ
ブチームから捨てられ、親から捨てられ、恋人から捨てられ、復讐に蝿になっ
て相手に下痢させるとか、尻軽女と結婚する羽目になり、子育てに追われた
り女を寝取った相手からコテンパンにやられたりと、ショボイと言うか、情
けないと言うか、でっち上げのＴＶドラマでもここまで酷くはないぞ、と言
うスゴサ！まぁ逆に言えばここまでバカやれば尊敬ものですが。でも最後の
「アシッド・ハウス」は面白かった。落雷の悪戯で、薬でラリってる若者と
生まれたての赤ん坊の心が入れ替わってしまう、と言う筋だが、パンクスが
公園で小学生たちに蹴り食らってるシーンとか、赤ん坊が授乳シーンで「い
い乳だぜ」とか言いながらニヤニヤしてるシーンとか、かなり笑えた。つー
か、どちらも結構願望（爆）。
　まぁなんにせよ、スーパーダメ人間への道を目指す自分にとっては誕生日
に鑑賞するのにふさわしい映画だったが（極爆）、一般的に行ったら、クズ
みたいな映画かも（苦笑）。今年のＧＷはオイラ的にも観たい作品が多いの
で（ペドロ・アルモドバルの新作とか、スパイク・リーの新作もヤバそうだ
し、佐伯日菜子ファンとしては「蛇女」も見逃せないし）。

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Cazou ACID Sanada
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