From be1773@ni.bekkoame.ne.jp  Sun Mar 26 23:32:47 2000
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From: Cazou ACID Sanada 
Date: Sun, 26 Mar 2000 23:17:33 +0900
Subject: [movie-fans:00125] Mamotte Agetai
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	守ってあげたい！		錦織良成監督、管野美穂主演

　一般ロードショーは終っているが、新宿ピカデリー４での上映が残って
いたので、管野ちゃん目当てで見に行った。
　この新宿ピカデリー４と言う映画館、久々に見たメチャメチャショボイ
映画館だった。ミニシアターの走りと思われるが（５０人分くらいしか席
がない）、場末の映画館並に汚い（苦笑）。でも歌舞伎町の擦れた香いに
はピッタリかも、終電逃した酔っ払いとかがオールナイトに来てそうな感
じ。
　一般ロードショーは既に終っているので、コアなファンは少ないかな、
と思ったが、以外とミリタリーオタク、少女コミックオタクらしき観客多
数。あとはやはり営業途中のサボリーマンとか、ケチケチデートのカップ
ルとか、いい感じの客層（笑）。
　前置きはこれくらいにして（長過ぎ！）、作品の方だが、さすが管野ちゃ
ん、見終わって素朴な感動があった。個人的には自衛隊の存在には反対の
人間だが（戦車の演習風景などにはムッと来てました（笑））、豪雨で潰
れた家の下敷きになった人間の救助など、オーソドックスな人間の優しさ
が感じられて、ちょっとウルウル。
　管野ちゃんって、瞬間的に可愛いと思えるフォトジェニックな美少女、
と言うわけではなく、しゃべったりものを食べたり怒ったり、と日常的な
仕草の中で可愛さを振りまく、と言う意味で、天性の女優さんなんだな、
とあらためて思った。
　それと、少女コミックって、日本人にとって教養なんだな、と思った。
原作がコミックの日本映画っていまさら枚挙にいとまがないし、映画と言
う視点から言って、文学作品と同列で論じられるべきものだな、と思う。
そういう意味では大学の学部とかでコミックを扱う学部とか出てきてもい
いんじゃないかな。残念ながら自分にはコミックの教養は殆どないのだけ
れど、この映画で素朴な感動を味わって、そう思いました。

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Cazou ACID Sanada
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