From be1773@ni.bekkoame.ne.jp  Sat Sep  5 22:41:56 1998
From: Cazou ACID Sanada 
Subject: [movie-fans:00081] Pedro Almodovar
Date: Sat, 5 Sep 1998 22:36:36 +0900
Content-Type: text/plain; charset="ISO-2022-JP"

「アンドロメディア」を除いたら、半年くらい久しぶりの映画鑑賞。
やっぱり場所と日時の決まったコンサートの予定調和ぶりは嫌だ、
なぜ今までこんなに週末が忙しかったのか自分でもよく分からない
けど（予定がなければないで会社で仕事してたような気がする、今
日だって実のところＴＥＴＲＡが止まってるから会社に行かないの
かもしれない（ぉぃぉぃ））、その場の気分で遊び方は自由にあり
たいものである。
　先ずはペドロ・アルモドバルの最新作から。

	CARNE TREMULUS	ライブ・フレッシュ
	direccio'n par Pedro Almodo'var

　映画で観るソープオペラ（わらい）。と言うわけで、なかなかす
ごい三角関係、四角関係が展開されるストーリー。実際、有閑マダ
ムっぽいオバサマも多いが、とりあえず少なくとも日本ではアルモ
ドバル作品と言えばデーとフィルムに数えられている（以前はゴル
チエファンッションが全面的にフィーチャーされていてたからね）。
でも登場する人物のパワフルさがソープオペラとは違うんでしょう。
　しょっぱなから売春婦がバスの中で出産するシーン、男の私は度
肝を抜かれて言葉を失ってたけど、さすがオバサマたちはセリフの
妙に笑ってました、修行が足りないね＞オレ
　パワフルだけど、やっぱりソープオペラっぽいディープな男女関
係、女の人たちって、こういう究極の（って大げさか？）不幸を見
て、自分はこれよりも幸せだ、とか安心するのかな？（あくまでも
素朴な疑問ですよ）そう言うところは分からないにしても、学ぶと
ころが多いっつーか、身の回りの人だったらたとえそういうディー
プな愛情関係の現場にいても、話なんか聞けるわけないし。いや、
そんなにマジメに映画観てるわけじゃないんですけどね、ただファ
ンキーなストーリーの中にも深いものがあるんで、やっぱりこの監
督はすごいのかな、と。視点がゲイっぽいところ（ベッドシーンは
男のヌードもちゃんと撮ってる）も好きなんですけどね。

acid@po.globe.or.jp / sana@jmt