白線流しSP〜夢見る頃を過ぎても〜

　いよいよ「白線流しSP」も最後かぁ、と思うと寂しいなあ、と思うと同時に、
７人の仲間たちには１０年間お疲れさま、と言いたくなる。
　オープニングは当時の高校生の７人。「若い〜！」と思わず叫ぶ（笑）。そし
てちゃんと大人になった７人それぞれの人生模様。中でもやはり、園子が大人に
なったなあ、と言う感慨が強い。７人の中で一番悩みの多かった園子が先生にな
って生徒の悩みを聞く立場になっているとはね。そんな園子を今も思い続ける長
谷部、なんかいじらしいっす、素直に応援したくなる。
　高山で出会う園子と渉、園子の真っ白なコートが冬らしいなあ。小川天文台で
はないのがまたいい。
　と言う訳で、ついに長谷部と結婚かあ、ドラマの中の人物なのに、おめでとう、
とか叫びたい気持ち（笑）。でもこれが彼女なりの「思い出との決別」のやり方
なんだろうな。と思っていたら、またひっくり返るとは！恋愛って残酷だなあ、
でも友情だけは残って、女々しく終らないのが救われます。冬美は相変わらず紆
余曲折してますがなにげに存在感ありますよ。そういやまだ尾上の湯入ったこと
ないんだよなー。
　更に渉の奥さん（？）の美里が亡くなると言う展開、これも“星の巡り合わせ”
なのだろうか。プラネタリウムがまたうまい演出だ、７人の思い出がそのまんま
詰まったプラネタリウム。自分のつまらない１０年よりドラマの中の７人の方が
濃い人生を送ってるように見えてしまう。遅れてやってきた渉、いつもは渉が
園子を支えていたのに、今日は初めて園子が渉を支えていた。
　それにしても、これで本当に終わりなんですか、冬美や茅乃の将来も気になる
んですけど（笑）。