夜鷹＠小松川区民館

　牧瀬茜姐さんのお芝居を観に平井へ。自宅から１本、乗車時間は20分かからな
いが、新宿と神保町で謎の活動のため遠回り（笑、杉本有美ちゃん＋国仲涼子さ
んイベント整理券取得）のため少し早めに。平井は銭湯巡りで何度か来ているの
であまり迷わなかったが、さすがに小松川区民館と言うのはよく分からずちょっ
と時間もなくて焦った。他の出演者も踊り子さんっぽいな。入口で配られたチラ
シには「リボンさん募集」なんて広告も。開演前のBGMがPerez Pradoのマンボと
言うのが昭和だねえ。
　二部構成。第一部は幻想舞台、普通のお芝居かな、と思ったがセリフは殆んど
なく、舞主体の無言劇。夜鷹とは昔の下流階層向けの娼婦のことらしい、牧瀬姐
さんが主役。無言劇なので観てれば分かる一方、登場人物の名前は一切不明。と
言うか、ひたすらBGMがフラメンコで激情的な芝居。その幻想性は引き込まれる
と言うか、ものすごく視線を舞台からはずすのを許さないような緊張感に満ち溢
れ、見終わった後何とも言えない疲労感があった。
　後半は出演者１人ひとりのショータイム、要するにスト劇場の前半の出し物。
みつやれんさんかな、芝居の方では唯一の男役をやっていた姐さんが後半の出し
物で見事なフラメンコを披露して度肝を抜かれた。なんか久しぶりにフラメンコ
バー（高円寺にあったお店は今もやってるかな？）に行きたくなるくらい。と言
いながら、やはり牧瀬姐さんの十八番と言うか、マリンブルーの衣装での舞は他
の姐さんから１つ頭を抜けたオーラのある舞。
　最後はカーテンコール、演出家の早乙女バッハさん、かなりすごい存在感なん
ですけど（笑）。終演後は出演者がロビーでご挨拶、牧瀬姐さんに必死に感想を
述べたけど、一言じゃうまくまとまらないなあ。少し雨が降り始めていました。