牧瀬茜@若松劇場


<2009.08.13(Thu)>
 今年の夏、一番蒸し暑い日。そんな日にも夏休みではなく通常勤務、けだるさ
と、ほんの少し、自分の情けなさを引きずりながら若松劇場へ。もちろん劇場の
前には紅梅湯の黒湯で汗を流す。カランの湯までも黒いのが嬉しい。
 人が入ってなくて、終わりかけだったらどうしよう、と心配して入場してみる
と、ステージ上はまだ3人目の踊り子さんだった。

・多岐川美帆
 初めてスト劇場でPPPHやってるの見た(笑)。ハロ系の曲を使っているか
らだが、逆に言えば、ストで地下ドルっぽいノリが今まで見なかった方が不思
議。そんな前半のアイドルっぽい舞はなんかいまいちだったが、後半のベッドは
キッチリしたステージ。

・千葉なぎさ
 このお方も若松でよくお見かけする(他の劇場で見たことあったかな?)。浴
衣にGreeeNのBGM、今時の夏っぽい雰囲気。襖のシルエットで、スタイルの素晴
らしさがよく分かる。

・牧瀬茜
 ゴージャスな羽根の衣装と、古い映画音楽。どこの世界でもない、牧瀬姐さん
ならではの独自のファンタジーワールド。後半になると、杏里がカバーした
Close to youが心の隙間にスッと入ってくる。切ないと言う感情は、悲しみと心
の隙間を満たされた小さな幸福のアンビヴァレンス。そんな牧瀬ワールドを堪
能。

 千葉姐さん、牧瀬姐さんはダブルポラ。日中相当おしたようです。牧瀬姐さん
とは3ヶ月ぶりかぁ、もう今年も後半になってしまいましたね、なんてお手紙を
つけて。牧瀬姐さんの額の汗に、この仕事の大変さがリアルに分かった。

・加瀬あゆむ
 前半の和装はピンと来なかったが、後半のエナメルボンデージ衣装から安室奈
美恵のステージにでも出て来そうなダイナミックなダンスステージ、これは圧
巻。

 帰りの自転車、夜中に蝉が鳴いている。ムッとする空気の夏の夜だが、そんな
暑い季節の詩情を少しばかり堪能して帰宅。