最近久々に道後で香盤に乗ったと聞き、久々に牧瀬さんのステージ観たいな あ、と船橋から思う今日この頃。と言うことで２ヶ月に一度のお楽しみ、俺の旅 の連載エッセイ「すとりっぷ劇場・人間模様」第13回。 ちょうど牧瀬さんご自身の踊り子稼業引退について。僕はそもそも引退興業を やっていないのだから、引退ではなく休業だと理解していたのですが、牧瀬さん ご自身から初めて「引退」の言葉を聞いたような気がします。今では若松ではな く浅草リトルシアターが主たる牧瀬さんと接する現場となっていますが、新しい ものへの挑戦する力がやはり牧瀬さんの魅力ではないかと。絵筆にもかわいらし さ溢れた作品を送り出しているし、短歌や小説などの文筆業にもいぶし銀のよう な味わいがあり、そちらも次回作を楽しみにしております。牧瀬さんが劇場を離 れてから劇場通いも年に数えるほどとなり、「旅女」や「月刊ヌード劇場」に登 場する姐さん方にも疎くなりました。