浅草艶絵巻・ママリンの身の上話＠浅草リトルシアター

　最近の牧瀬姐さんの主要劇場はもはや若松よりもこの浅草リトルシアターに
なってますね(^o^) 浅草は観光の街、サラリーマンが繰り出す夜の街は国際通り
までで伝法院通りまでは来ない、そんな静かな夜の浅草にリトルシアターの周り
だけ開場を待つ人だかり。
　あら、今回は小ぶりながらも花道が作られてますね、入場の際は足下注意です
が(^_^)
　おっ、今回は風間寛治さんご出演されないのですね。今回は牧瀬さんが脚本書
いたりしてマルチな才能を発揮、ストのステージをしばらくお休みして頑張って
いたのはこれなんだ、と言う感じ。ワハハ、シアター支配人の山口六平さんが劇
場世話役として女装してるのがカワイイ(^o^) 風間さんの脚本は昭和の哀愁を全
面に出したシブーイストーリーですが、牧瀬さんの方は肩の凝らないコミカルな
味わいが良い。そういえば若松のステージはポラタイムに投光さんとのボケツッ
コミがあって笑いのある楽しい時間だった。ここでは劇場支配人のママさんと踊
り子、世話役とのボケツッコミですが、基本的に難しくない、観ている側も思わ
ず微笑んでしまうステキなお芝居でした。エイコさんの三味線も、普段なかなか
三味線の生演奏は聞けるものではないので良かったです。
　今回は踊り子さん毎のキャラ設定があって、出演者の踊り子さん１人ひとりに
存在感があるのも良かった。ストレートプレイの部分でのキャラ設定が続く得意
技であるストのステージのシーンも普通のスト劇場では味わえないパーソナリ
ティを感じさせる踊りになってました。
　卯月朱美さん、一度浅草ロック座のステージで拝見したことがありますが、や
はり浅草の香盤に乗るだけにエロスのある踊り。和服の後ろ姿だけでゾクゾクす
る色っぽさ。
　結奈美子さんはキャラ設定がイラドル（笑、面倒臭い系アイドルのこと）、ア
キバでもあんなキャピキャピキャラ見たことないぞ、ってくらいマンガチックな
存在感から、ステージのシーンになると一転して縄縛りのエロス溢れる鬼気迫る
ステージ。実際あのリボンさばきの上手さは新体操経験者なのでしょう。こりゃ
スト劇場でのステージよりエロいかも。
　牧瀬さんはインド舞踊風に。若松ほかスト劇場でのステージでは青を基調とし
たステージ衣装の多い牧瀬さんですが、今回は赤を全面に出して情熱的なアジア
南国のイメージの踊りです。
　と言う訳で、風間さんから独り立ちした牧瀬さんがリードした舞台はハート
ウォーミングでコミカルなお芝居でした。