"flute" 感想

　とにかく、一言で魅力を説明出来ないと言うか、かおりさんの様々な魅力
がいろんな側面から捕らえられている写真集。宣伝しやすいようにスチュワー
デスのコスプレもあったり（と言うか、何を着ても似合うのでパブ目的のコ
スプレとは言えないわけですが）、海辺の空の下での撮影、ホテルの一室で
の撮影、それぞれ違う一面を見せてくれます。
　順を追っていくと、先ずフルートを奏でるかおりさん、そこに流れる気品。
そしてバレリーナ服（？）で見せるなんとも柔らかで観る者を心地よくさせ
る笑顔。
　続いてスチュワーデスコスプレ。もちろんＪ○Ｌ時代の制服とは違うけれ
ど、やはり私生活の延長のようなリラックスした雰囲気があって、それがま
たエロっぽさに拍車をかけるショットの数々。個人的にはお団子にしていた
ヘアスタイルを鏡の前で振りほどくショットがすごくダイナミックと言うか、
色気のエネルギーにやられてしまうと言うか。（照）黒のロングドレスでの
かおりさんがまたすっごくオトナな雰囲気でノックアウト。:-)
　再び海辺へ。真っ青な空、木々の緑、砂浜の灰色、そしてかおりさんの肌
の色。マティスの絵画のような原色がまぶしいショット。
　縄の編み上げのソファでのショットではかおりさんカーリーヘア。このちょっ
とオシャレな感じのかおりさんもまたステキです。

　全体的な感想としては、冒頭に述べた通りかおりさんのいろんな魅力が詰
まっていて、それは言い換えると、本当の意味でかおりさんが主役の写真集、
と言うこと。当たり前のことを言ってるようですが、過去に本人の意思とは
無関係な写真集が出てしまったことを考えても、この事は強調すべきだと思
いました。"jay walk"も芸術的には成功した作品だと思うけれど、芸術とは
美しさやメッセージをある“哲学”の上でパッケージすることであって、生
身のかおりさんをグラビアに焼き付ける作業とはちょっと違う。fluteはもっ
と、高尚なコンセプトに頼らず、ありのままのかおりさんがそのままカメラ
の前に立ったような、そういうストレートな印象を受けました。

　最後に強いて苦言を呈するなら、水着ショットが欲しかったなぁ。場所は
沖縄、南国の地ならではの開放感をかおりさんに表現して欲しかったですね。
生まれたままの姿:ｰ)とはまた違ったセクシーさが発見できたと思うから。