まなみさんの「セクシー」さについて

　これまではＣＭのなかでしかまなみさんを知らなかったため、
ごく当然のように彼女を「清純派」だと思っていた（この「清
純派」と言う言葉自体、すでにいやらしさが感じられて大嫌い
なのだが、かと言って他に説明する言葉も見つからないボキャ
の貧困さ（泣））。しかし、これまでに発売された写真集を見
ると、実に水着姿が多いので、それがまたショックだった。
　とは言え、そこで受けたショックこそ、まなみさんに本格的
にハマった理由でもある。今回はそのことについて書きたい。

　一般的に「セクシー」と言うと、例えば今の時代であれば
“巨乳”を連想する。あるいは“くびれ”。つまり、出るとこ
ろが出て、引っ込むところが引っ込むと言う分かりやすい体型、
すなわちソース顔ならぬソースバディ（勝手な造語:-)）がウ
ケる（まぁ分かりやすいのがウケるのは時代のせいばかりでも
ないだろうが）。それに対抗する勢力として、まなみさんのよ
うなスレンダーさを“微乳系”と言うんだと聞く。
　かと言って、ロリコン趣味のティーンエイジャーのバディと
も違う。魂を完全に抜き取られたような、マテリアルな肉体で
は決してないのだ。
　うまくまとまらないのだが、何と言うか、まなみさんのバディ
のセクシーさは、恋愛感情と両立する、生々しくもかつ初々し
い色気、なのだと思う。
　そういう生々さと初々しさとが両立したバディを初めて発見
（大げさな（笑））したのは奥菜恵嬢の水着でだった。どうい
う訳か彼女にはハマることはなかったのだが（でも大和銀行の
ポスターは欲しいなあ（笑））、多分それはいまだに彼女のキャ
ラクターを知らないからだと思う。彼女のＣＭっていまいち目
立ってないような気がする。余談はともかく、中学高校ともな
ると体育の授業は男女別々になる。だからクラスメイトとは言っ
ても、クラスの女の子の水着姿を目にすることは容易ではない。
彼女の写真集で水着を見た時のショックは、まさに憧れていた
クラスの女の子の水着を観てしまったようなショックのことで
ある。フェティッシュにパーツを鑑賞するような類のバディで
はない。恋をする、と言う個人的な体験と一体で生まれる強烈
な印象が彼女の肌の美しさを説明する上で欠かせないと思うの
である。そう、彼女の水着姿を見たことで、ほのかな憧れが強
烈な恋心に変わったのだと思う。