イメージビデオ "Love Letter"

  Love Letterをやっと見た。家にビデオがないので、３ヶ月も寝かせておいた
のを実家のビデオで見た次第。:-)

　一言で言ってしまえば、あまり面白いものではなかった。イメージビデオと
言うことで、あまり現実味の感じられないストーリー、それはやはりまなみさ
ん本人の心理状況とは何ら関係ないもののようにしか思えなかったから。その
点で言えば、やはり「ほんじょの虫干」のような彼女自身が綴った言葉の方が
ずっとインパクトがあった。
　がしかし、今のところまなみさんが動く映像の記録はこれしかないので（ビ
デオがないので当然ドラマの録画なども皆無（泣））、宝物であることには変
わらないのだが。

　と、これで話が終わるわけはなくて（笑）、この映像の魅力をいくつか挙げ
てみる。

　クレジットには書いていないようだが、ロケーションは清里、八ヶ岳方面で
あろう、小海線から降りるシーンから判断すると。まなみさんは緑の風景の中
で映える（これは爽健美茶のＣＭで証明済）、つまり、まなみさんは自然の万
物の風景の中でも美しい、と言うこと。多分このことがこのビデオの全て。彼
女は時代の流行で出てきた人ではなくて、たとえば平安時代の美女観でも美し
いとされるであろう、普遍的な美人。
　殆ど彼女はカメラ目線にならない。ストーリーは不自然、と言っても、彼女
のしぐさそのものには不自然さはほとんど感じられない。そういう映像である
がゆえに、カメラ目線になったとき、とても心地よい緊張を見ている私に与え
てくれる。
　このビデオのタイトルはLove Letterとなっていて、彼女の自然の風景の中で
手紙を綴るストーリーになっている。言葉を選んで相手に伝えようとする姿勢、
台詞の少なさは、不自然とは言っても彼女自身のやり方から大きく離れている
わけではない。もしまなみさんが恋をするなら、こういう文学的なしきたりに
のっとって会話が進むのだろう。
　彼女のきれいな二の腕を強調した白や紫のノースリーブワンピースも魅力的
だが（と言うか、皆さんもこの魅力はお分かりだと思うので、私があえて書く
必要もないと考えるので）、グレーのズボンを履いてカバンを持った姿、その
純朴さにもまたなんとも言えない味わいがある。
　ＢＧＭも素敵。サントラは持ってなくて、友人から借りたのだが、結構飽き
ずに聴けた。ヒーリング・ビューティの名にふさわしい作曲家を集めた、と言
う気がする。