メディア露出の少なさについて

　まなみさんはＣＭこそかなりの数に出演されているが、ドラマは
この秋から始まる「砂の上の恋人」で主役に大抜擢されるまでは地
味な役が多かったように思う（と、あまりチェックしていないのに
こんなこと言っていいのか？）。バラエティには多少出てらしたみ
たいですが、関西ローカルが多くて^^;;ましてや、歌手活動してい
ないまなみさんには、歌手系アイドル好きの私にはチェックする機
会は殆どなかった。
　でも、そのことに文句を言うつもりはない。出会いが遅くなった
（セリフがクサイぞ！）のは確かだが、まなみさんの希少価値を支
えているのが、このメディアへの露出の少なさなのだと思う。
　まなみさんがＣＭに出ている。まなみさんが写真集で空を見上げ
ている。自分をやたらと誇示することなく、ありのままの美しい彼
女がそこにいる。本格的なファンになったのは水着写真集を買って
からだけど（冷汗）、逆に彼女の控えめなメディア露出が「深窓の
美少女」としての私の中の確固たるイメージを造っていたのだと思
う。
　で、「ほんじょの虫干」。読書が好きで、短歌を詠む。この本で
彼女のパーソナリティに触れ、ＣＭ出演他だけで作り上げられた彼
女のイメージが壊れるどころかますます強固なものとなったことは、
奇跡的なことだとさえ思える。別に古風な美少女ばかり追いかけて
来たわけではない、現代風の女の子も好きだ。しかし本上まなみと
いう女性は、ファンになる人たちの個人的体験とは無関係に普遍的
な「初恋の少女」たるキャラクターとして完璧ではないだろうか。
彼女は文学であり、芸術である、そんなことを思った。