金原ひとみ「AMEBIC」発売記念サイン会＠お茶の水三省堂書店

　お茶の水三省堂は職場のすぐ近くなので、たまたま雑誌を買い物に行って、た
またまひとみさんの新作が山積みされていたので思わず手に取って、レジに並ん
だら店員に「サイン会に参加されますか？」と言われたので、一も二もなく参加
することに。こんな思いがけない形で金原先生にお会いすることができることに
なるとは！（感無量）
　夏場は汗をかき、脱水症状になるのか、昼間はいつもだるい状態が続いている。
ドキュメント書きは眠くなるので長続きせず、うまくコーディング作業を混ぜ
ながら仕事をしているつもりだが、まぁとにかく眠い、いや眠いのではなくどち
らかと言うと気絶に近い。６時に仕事を終え、ぼーっとした頭で軽く夕食、その
足で三省堂へ。ときどきオジサン作家のサイン会で１階に長い行列ができている
のを見かけるので、ひとみさんも１階に行列ができているのかな、と思いきや、
今回は８階のイベントホールが会場だった。エレベータを使うので周りもサイン
会参加者とすぐ分かるのだが、やはりオジサンが多い。僕個人はひとみさんを
“アイドルタレント”視しているが（失礼！）、やはり彼女はれっきとした作家
さんなのである。女性ファンも結構いたが、予想ではもっといてもいいと思った。
読書という趣味はどちらかと言えば女性のもの、と言う偏見（笑）があるから。
まぁ多分は女性ファンは多いのだろうけど、こういうイベントに参加する、とい
う能動性はまた違うのであろう（逆に読んでなくて来ている男性ファンとかいる
かも）。
　金原先生、小説の主人公同様、やせ細った方である。でも決して病的ではなく、
白い肌が美しく、健康的ではありそうだ。肌をそれなりに露出されていたが、
彫り物をしてらっしゃる様子はなかった。やはりピアッシングの人なのかな？サ
イン会ではファンに話しかけられれば明るく答えるが、やはり作家さんらしい内
向性が垣間見られる。まぁそう言うところがかえって共感してしまうのだけれど。
そんなわけで、何か話しかけたいな、と列が流れるのを待つ間考えてしまう（苦
笑）。さっきまで血圧が低くてだるかった体調も、ひとみさんと会う緊張感で
汗をかくほど血圧がアガッていた。結局、ハウスとかドラムンベースとか言った
キーワードが散在してたので、そう言う音楽聞かれるんですか、とかそんなこと
をしゃべったと思う。それにしても、見た目本当にはかない女性、と言う印象な
のにあのテンション高い文章、自分と全く同じで共感してしまうなあ。作品の方
はまだ半分弱しか読んでいないので、感想は読み終わってから別途。錯乱中の文
章が混在しているのが衝撃的、奇妙に平常心のときよりテンポがあるのだ。その
足で新橋の「せとうち旬彩館」で「がんばっていきまっしょい」展を見、本社で
事務手続き、その後もテンション上がったり下がったりの１日。