オカモト(浅草六区)


<2009.10.17(Sat)>
 と言う訳で、祥人さんアルバムジャケットのロケーションに使われた
床屋、浅草のオカモトへ。これまでも床屋オタク活動はしていたが、行
き当たりばったりだった。今回ようやく、特定の床屋に電車やバスに乗っ
て訪問、オタク活動もステップアップ(笑)。バスから見えた建設中の
東京スカイツリーがかなり高くなってる(ニュースによれば現在164m
)、この先634mまで高くするそうだが、工事中の塔はまだ不気味な
オーラを放っていて、ちょっとコワイ。
 さて観光で賑わう雷門、アーケードがなくなってさみしい新仲見世通
りを通り抜けて六区へ。オカモトはビルのちょっと奥まったお店。土日
は混むかな、と思ったが、お客は自分だけみたい(汗、サラリーマンの
街ならそうだけど、浅草は商人や芸人の街だから混む時間帯の傾向が違
うのでしょう)。やはり昔からの床屋はレンガ色の壁、洗面台の黄色の
ツートーンベースの色使いの内装が落ち着きます。ラジオがTBSラジ
オと言うのも定番(なのか?単に自分の子ども時代に通っていた床屋が
そうだっただけに過ぎないとも言う)。
 それにしても、2100円とリーズナブルな料金設定だが、調髪の内容
はミドルクラスの床屋(3000〜4000円)なのがウレシイ。散髪も時
間をかけてくれて丁寧だし(逆に言えば忙しい人向けではない)、フェ
イスタオルも新しい床屋のやたらふわふわな感じじゃなくこの重みが良
い。まあマッサージ系のサービスはなしですが。
 ここは無口系みたい。たまたま常連さんがいないだけかな。個人的に
は無口で静かな床屋も落ち着きがあって好きだし、常連さんと世間話を
弾ませる賑やかな床屋も悪くない。
 やはりヒゲソリが個人的に重要なポイント、だって若い頃美容室で髪
切ってた時期もあったけど、ヒゲソリがないのが物足りなくて床屋ヲタ
になったようなものですから。で、キビシイチェックをすると言うより、
一番眠い時間、肌感覚の気持ち良さがポイントwゆっくり時間をかけ、
歯を立てない剃り心地は良かったです。
 と言う訳で、昭和の香り漂う落ち着いた雰囲気と、ヒゲソリの後のト
ニッククリームのヒンヤリ感がポイント高い床屋でした。帰りは近くの
洋食屋、リスボンで昼飯、チャップスイ(野菜スープ)の絶妙な塩味に
舌鼓。