堀切菖蒲園の床屋（カマタ）

　京成での帰宅途中、再び堀切菖蒲園で途中下車。福喜湯前の床屋で就職直前の
散髪。以下にも昭和風情の下町個人商店街、ここも典型的な家族経営の理髪店、
おじいさんおばあさんの夫婦経営、閉店間際の飛び込み客ごめんなさい。
　地元客とのおしゃべりを聞きながら散髪、隣のおじさんは工場経営者らしい、
最近騒音苦情が多くて困っているとのこと。堀切と言えば中小の工場の密集地
帯、工場経営は昔からなのに新しいマンションの住民からの苦情らしい。そうい
う意味では工場を責められない、そういう下町工場地帯にマンションが建ってし
まったことの不幸。工場が潰れてマンションになってしまうのも不況のせいなの
だが。床屋めぐりの醍醐味はこうして地元の人々の生の声がダイレクトに聞ける
ことだな。散髪台には洗面台はなく、歩いて洗面台へ移動。
　当然顔剃りには昔ながらの刷毛、気持ち良いです。この旦那さん、以下にも江
戸っ子で気が短そうなのが散髪から察せられましたが、顔剃りは手早いけど丁
寧、さすがベテランです。
　肩揉みマッサージ系のサービスはなし。ただしファストバーバー並にお値段が
安い、総合調髪で1800円。素晴らしいね。
＃帰りはもちろん福喜湯に立ち寄ろうと思ったら、なんと消灯してる。のれんは
かかっていたので、もしかして超早閉店？（まだ８時前！）